【肛門嚢炎(肛門嚢破裂・瘻孔形成)】|めい動物病院 | 川崎市中原区の武蔵新城駅にある動物病院

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【肛門嚢炎(肛門嚢破裂・瘻孔形成)】

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2026年7月13日

肛門嚢炎(肛門嚢破裂・瘻孔形成)

 “肛門嚢”とは肛門の両側(肛門を後ろから見て4~5時方向と7~8時方向の左右1個ずつある)の皮膚の下に埋まって存在している1cmくらいの袋状の組織で、中には分泌物が貯留しています(匂いが強い分泌液なので「匂い袋」として知られており、お手入れの一環で絞って分泌物を出すことをしたりします)。犬猫は肛門の皮膚と粘膜の境目付近や肛門外側に分泌物の排出口が開口しており、通常排便時や興奮時に肛門括約筋が収縮し分泌物が排出されます。

 肛門嚢の分泌物が貯留すると肛門嚢の膨れを外から触ることができ、痒みでお尻を床にこすりつける行動などがみられることがありますが、肛門嚢しぼりとして人が手で排出させると症状が改善されます。しかし、過剰な分泌や肛門嚢出口付近での閉塞、細菌感染などにより肛門嚢炎や肛門嚢の膿瘍形成という状態になると、肛門周囲の皮膚が赤くそして腫れてきたり、炎症によって痛みなどの症状がでます。さらに進行すると肛門嚢とすぐ上の皮膚が薄くなり肛門嚢破裂が起きます。

診断

 診断には肛門嚢の分泌物に血液や膿が含まれたり細菌感染を疑う細胞がでていると可能性が高いといえます。

治療

 治療は肛門嚢内容物を完全に排出させ洗浄・消毒を行います。細菌感染に対し抗菌薬の内服治療も同時に行い、破裂の場合は皮膚が形成されて破裂したところが塞がるかをみていきます。頻繁に再発する場合は外科的に肛門嚢切除術を行うこともあります。

肛門嚢破裂直前の皮膚壊死所見

肛門嚢破裂直後

肛門嚢破裂 治療開始1日目

肛門嚢破裂 治療開始10日目

肛門嚢破裂 治療開始18日目

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