避妊手術・去勢手術
避妊手術・去勢手術

わんちゃんにおける避妊手術や去勢手術について多くの飼い主様から『手術はした方が良い?』といったご質問を受けます。健康な子に手術を行うのはちょっと・・・とお感じになられるお気持ちはとてもわかりますし、できることなら手術はしたくありませんよね。ただ、「避妊手術や去勢手術を行なうことのメリットとデメリット(避妊手術や去勢手術を行わないことのメリットとデメリット)」や「家族として生涯を共にする時間」などを総合的に考えた時に、避妊手術や去勢手術を行う方が今後の安定した幸せにつながる可能性が高いと当院は考えております。
避妊手術や去勢手術を希望される理由は様々です。避妊手術や去勢手術をお考えの方はお気軽にご連絡もしくは診察時にご相談ください。
多くの病気の予防や抑制になるため、より健康的に長生きすることが期待できます。
メス♀
オス♂
近年数々の「遺伝病」が、様々な犬種で認められています。
関節形成不全、潜在精巣(陰睾)、動脈管開存症(遺伝性疾患の可能性)など。
子孫に必要でない遺伝子が伝わるのを防ぐための計画的な対応。
性ホルモンの影響を受けている行動には、他のわんちゃんへの優位性攻撃行動(イカク・ケンカなど)、尿マーキング、放浪、マウンティングの一部などがあります。
メスのわんちゃんの発情サイクルが気分にムラを招き、不安行動に影響していることもあります。避妊手術により性ホルモンに起因するストレスから解放されて行動が安定し性質がおだやかとなる場合があります。ただし、性ホルモンによる行動がある程度の期間続くと避妊手術では完全に消失できないこともありますし、生まれもった性格は基本的には変わることはないと考えられています。
術後、ホルモンの変化により基礎代謝が下がるため必要なカロリーが15〜30%減少することがわかっています。運動量が減少するなど生活パターンの変化も原因となります。
ご家庭で体重管理をしていただければ特に問題はありませんが、体重増加により関節疾患のリスクはあがります。普段からの体重管理が重要です。
避妊手術を3ヶ月齢未満で行うと12.6%で尿失禁が認められると言われていますので早すぎる避妊手術は避けた方が良いと思います。
高齢のメスのわんちゃんにみられる尿失禁の治療にメス性ホルモンが使用される場合があり避妊手術を受けたわんちゃんの方がこの病気の発生率が高いといわれています。しかし、避妊手術後数年〜10年以上たってから発症することが多かったり、尿失禁を起こすわんちゃんのほとんどが肥満であることなどから不妊手術が尿失禁の原因ではなく肥満や運動不足などの異常を含む複数の要因が原因であるかもしれないとも考えられています。
性成熟期前(最低6~8週齢を超えていることを前提に)の避妊手術や去勢手術はわんちゃんの骨格の成長や体重の増加にほとんど影響を与えないことがわかっています。
| 雄犬の性成熟 | 個体差あり・6〜12ヶ月齢とされる |
|---|---|
| 雌犬の性成熟 | 個体差あり・6〜15ヶ月齢とされる |
初回発情を迎える生後6ヶ月~7ヶ月齢頃を推奨しています。
*例外として大型犬における早期の避妊手術は股関節形成不全や前十字靱帯断裂やリンパ腫の発生率を高める可能性があるという疫学的調査報告があるので、大型犬の避妊手術については相談が必要です。
メスのわんちゃんの場合、初回発情前に避妊することで99.5%の乳腺腫瘍の予防効果が期待できるとされています。
また、4~6ヶ月齢頃になると乳歯と永久歯の交換が行われますが、この時期に乳歯が抜けずに残存してしまうことで歯並び(歯列)が悪くなることがあります(乳歯遺残症例の51.5%で不正咬合が認められたという報告もあります)。歯並びのためにも乳歯抜歯や歯科矯正を行なう必要が生じますが、これら処置には全身麻酔が必要となります。そのため避妊手術や去勢手術を行なうタイミングに歯科ケアを同時に実施することもご提案の一つとしております。
避妊手術を考えているのであれば体力のある若いうちに手術を行なう方がよいでしょう。
| 初回発情前 | 99.5% |
|---|---|
| 初回発情と2回目の間 | 92% |
| 2回目と4回目の間 | 74% |
わんちゃんの乳腺腫瘍のほぼ50%が悪性です。
初回発情を迎える生後6ヶ月~7ヶ月齢頃を推奨しています。
*例外として大型犬における早期の去勢手術は股関節形成不全や前十字靱帯断裂やリンパ腫の発生率を高める可能性があるという疫学的調査報告があるので、大型犬の去勢手術については相談が必要です。
オスのわんちゃんの場合、初回発情前に去勢することで、マーキングやマウンティング癖などの問題行動が軽減できると言われています。
また、4~6ヶ月齢頃になると乳歯と永久歯の交換が行われますが、この時期に乳歯が抜けずに残存してしまうことで歯並び(歯列)が悪くなることがあります(乳歯遺残症例の51.5%で不正咬合が認められたという報告もあります)。歯並びのためにも乳歯抜歯や歯科矯正を行なう必要が生じますが、これら処置には全身麻酔が必要となります。そのため避妊手術や去勢手術を行なうタイミングに歯科ケアを同時に実施することもご提案の一つとしております。
去勢手術を考えているのであれば体力のある若いうちに手術を行なう方がよいでしょう。
わんちゃんの精巣腫瘍はわんちゃんの腫瘍中4%を占めているため、去勢手術を行なうことでこの危険性を断つことが可能となります。また、もしも潜在精巣(陰嚢内に精巣が下降してこない状態)であった場合は精巣腫瘍の発生危険率が13.6倍高くなると言われていますので早い段階で去勢手術を行なうことをお勧めいたします。
ご予約
基本的に避妊手術・去勢手術は予約制となっております。
事前検査(術前1週間)
手術の約1〜2週間前に、術前検査として身体検査や血液検査、レントゲン検査、心電図検査などを行ないます。
検査結果によっては、手術をお見送りする可能性もあります。
手術前日
手術前日の24時以降(当日午前0時以降)は食べ物を与えず絶食してください。
もし何か食べてしまった場合は、必ずスタッフまでお申し出ください。
(水分は与えていただいて構いません)
手術当日
当日はペットPASSアプリにて「預かり・お迎え」をご選択し順番予約を確定した上で午前診療時間内にお越しください。
お迎え
手術終了後はICU室にて当院スタッフが体調確認を行ないます。
去勢手術の場合は当日夕方以降(通常17:30~18:30)にお迎えいただくことになります。
避妊手術の場合は1泊入院になりますので翌日にお迎えいただくことになります。
翌日のお迎え時間については、通常であれば午前でも午後でも構いませんがペットPASSアプリにて「預かり・お迎え」をご選択し順番予約を確定した上でお迎えにお越しください。
退院時は担当獣医師より術後の注意事項等をご説明させていただきます。
退院時は術後服(当院でご用意いたしますがすでにご自宅に用意がある場合はあらかじめ担当医へお伝えください)を着ていただいております。抜糸が終わる日まで術後服は着続けていただくことになります。
術創確認(術後3日前後)
手術した部位の確認のために通常診察としてご来院ください。
抜糸(術後10日前後)
抜糸を行なう際も通常診察としてご来院ください。
抜糸を行なったら術後服も脱ぐことになります。
術後2週間ほどは、よく見守ってあげてください。また、以下の注意事項をお守りいただき、何か異変があればすぐに当院までご連絡ください。
ねこちゃんの避妊手術や去勢手術はねこちゃんの健康と幸せな生活のためにも検討いただきたいと考えております。家で管理されるねこちゃんにとって発情期は大きなストレスとなり食欲が減ったり鳴き続けたりします。また、鳴き続けることやスプレー行為などによりご家族にとっても大きなストレスとなります。手術実施により健康寿命の延長や様々な疾病の予防、行動面での改善などが期待できますので、総合的に考えて手術実施する方のメリットが大きいと考えています。
また、予期せぬ状況の中で外へ脱走してしまった場合に、望まぬ交配によって生じるかもしれない不幸な猫を減らすという社会的な意義もあります。
より長く、より健康に、より幸せに暮らしていくためにも避妊手術や去勢手術を行なうことをお勧めいたしますのでどうぞご検討ください。
避妊手術や去勢手術を受けた猫は寿命が延びるというデータがあります。
また、多くの病気の予防や抑制になるためより健康的に長生きすることが期待できます。
オス♂
メス♀
| オス猫 | マーキング行動や攻撃性の減少が期待できる |
|---|---|
| メス猫 | 発情期の鳴き声や落ち着きのない行動の解消が期待できる |
術後、ホルモンの変化により基礎代謝が下がるため必要なカロリーが15〜30%減少することがわかっています。運動量が減少するなど生活パターンの変化も原因となります。
ご家庭で体重管理をしていただければ特に問題はありませんが、体重増加により関節疾患のリスクはあがります。普段からの体重管理が重要です。
5ヶ月~7ヶ月齢頃を推奨しています。
メスのねこちゃんの場合、6ヶ月齢前に避妊手術を実施することで乳腺腫瘍の発生率が91%低下すると報告されています。
| 6ヶ月齢前 | 91% |
|---|---|
| 7〜12ヶ月齢 | 86% |
| 13〜24ヶ月齢 | 11% |
ねこちゃんの乳腺腫瘍のほぼ80%が悪性です。
5ヶ月~7ヶ月齢頃を推奨しています。
ご予約
基本的に避妊手術・去勢手術は予約制となっております。
事前検査(術前1週間)
手術の約1〜2週間前に、術前検査として身体検査や血液検査、レントゲン検査、心電図検査などを行ないます。検査結果によっては、手術をお見送りする可能性もあります。
手術前日
手術前日の24時以降(当日午前0時以降)は食べ物を与えず絶食してください。もし何か食べてしまった場合は、必ずスタッフまでお申し出ください。(水分は与えていただいて構いません)
手術当日
当日はペットPASSアプリにて「預かり・お迎え」をご選択し順番予約を確定した上で午前診療時間内にお越しください。
お迎え
手術終了後はICU室にて当院スタッフが体調確認を行ないます。
去勢手術の場合は当日夕方以降(通常17:30~18:30)にお迎えいただくことになります。
避妊手術の場合は1泊入院になりますので翌日にお迎えいただくことになります。
翌日のお迎え時間については、通常であれば午前でも午後でも構いませんがペットPASSアプリにて「預かり・お迎え」をご選択し順番予約を確定した上でお迎えにお越しください。
退院時は担当獣医師より術後の注意事項等をご説明させていただきます。
退院時は術後服(当院でご用意いたしますがすでにご自宅に用意がある場合はあらかじめ担当医へお伝えください)を着ていただいております。
抜糸が終わる日まで術後服は着続けていただくことになります。
術創確認(術後3日前後)
手術した部位の確認のために通常診察としてご来院ください。
抜糸(術後10日前後)
抜糸を行なう際も通常診察としてご来院ください。抜糸を行なったら術後服も脱ぐことになります。
術後2週間ほどは、よく見守ってあげてください。また、以下の注意事項をお守りいただき、何か異変があればすぐに当院までご連絡ください。
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