【副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)】|めい動物病院 | 川崎市中原区の武蔵新城駅にある動物病院

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【副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)】

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2026年6月04日

副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)

 腎臓の近くにある副腎という臓器から、コルチゾールというホルモンが過剰に出ることで、様々な症状を引き起こす病気です。コルチゾールは、ストレスから体を守る役割をもち、生命の維持に不可欠なホルモンです。この病気は中年齢以上の犬でよく見られ、猫での発症はまれです。原因は、脳の下垂体の腫瘍からACTH(副腎皮質刺激ホルモン)が過剰に出るため副腎が過剰に刺激されてしまう場合と、副腎自体に腫瘍ができることで過剰にコルチゾールが出てしまう場合があります。犬では9割が前者の下垂体腫瘍が原因です。主な症状は、多飲多尿、多食、お腹が張る、皮膚症状(皮膚が薄くなる、脱毛、感染など)、息が荒くなるなどです。猫では皮膚が非常に薄くなり、少しの刺激により皮膚が裂けてしまうことがあります(写真1)。また、ステロイド薬の長期投与により、クッシング症候群と同様の症状が出ることもあります。

診断

 診断のためには、血中のコルチゾール濃度を測定したり、エコーで副腎の形を確認したりします。また、脳の下垂体に腫瘍があるかどうかを調べるために、CTやMRI検査を行うこともあります。下垂体の腫瘍は小さいことが多いですが、大きい場合には脳を圧迫し沈うつや認知症などの症状が出るため、放射線治療が必要となることもあります。

治療

 治療は、お薬を内服することで副腎から出るコルチゾールを抑制します。副腎の腫瘍の場合は、基本的には副腎腫瘍を手術により摘出しますが、すでに転移していたり手術で取りきれない場合は、内科治療のみを行います。副腎の腫瘍が取りきれた場合以外は、基本的には生涯の投薬が必要です。

写真1:猫の副腎皮質機能亢進症による脆弱化

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