2026年6月03日
てんかんとは
てんかんとは、脳の神経が過剰に興奮することで痙攣などの発作が繰り返し起こる病気です。犬では一般的に見られ、猫ではまれな病気です。脳の病気(脳腫瘍、脳炎など)が原因で起こる構造性てんかんと、脳に明らかな異常が見られない特発性てんかんがあります。犬では、1〜5歳での発症では特発性てんかん、それ以外の年齢では構造性てんかんの可能性が高くなります。
発作の種類
発作には様々な種類がありますが、代表的なものには全身が突っ張り痙攣する強直性発作や、四肢を犬かきのように動かし痙攣する間代性発作などがあります。これらの発作では意識がなくなることが多いですが、その他にも体の一部のみが突っ張ったり、筋肉がピクッとなる発作などもあります。
診断
診断はまず血液検査などにより他の病気を除外してから、さらなる原因精査のためにMRI検査や脳脊髄液検査が必要となります。
治療
治療は、構造性てんかんでは原因疾患の治療を行い、特発性てんかんでは抗てんかん薬の内服をします。発作がある程度の頻度で起こる場合は治療が必要になります。特に発作が長引いたり、短時間に何回も発作が起こると命に関わることもあるため迅速な対応が必要となります。
抗てんかん薬の服用を始めた後に、急に服薬をやめると発作が悪化する場合があるため、基本的には生涯投薬が必要とお考えください。もしも休薬や中止を検討する場合は必ず獣医師とご相談ください。
予後
構造性てんかんは病気により予後が異なり、特発性てんかんは発作がコントロールできれば予後は良好です。