2026年6月03日
アジソン病(副腎皮質機能低下症)
腎臓の近くにある副腎という臓器が萎縮することで、副腎から出るホルモンが不足してしまう病気です。
犬でしばしば認められ、特に若齢〜中年齢の雌犬に多く発症します。
原因
副腎が自己免疫的に破壊されると考えられていますが、詳細な原因は分かっていません。
また、副腎皮質機能亢進症の治療において投薬が過剰となってしまった場合や、ステロイドを長期内服していて急に休薬した場合などに、医原性に発症してしまうこともあります。
症状
症状は、コルチゾールというホルモンの不足により、元気や食欲の低下、嘔吐、下痢、低血糖、震えが起きたり、アルドステロンというホルモンの不足により、ミネラルのバランスが崩れたりします。
診断
診断は、血液検査によりミネラルのバランスの異常や、ホルモンの濃度を調べたり、エコー検査で萎縮した副腎を確認したりします。
治療
治療は、重症の場合は、入院下の点滴が必要となり、体調が安定してきたら内服によるホルモンの補充に切り替えます。
投薬は基本的に生涯必要となります。
また、この病気では強いストレスにより体調が悪化してしまうことがあるため、日頃からストレスをかけないように心がけることがとても大切になります。