2025年4月15日
病気の説明
ニキビダニは皮膚に常在的に寄生する寄生虫です。主に毛包や脂腺の導管にもともと生息しますが、そのダニが子犬や老犬など免疫が低下している犬で過剰に増殖し、ニキビダニ症として症状を示します。
主な症状
症状は毛包に沿った皮疹で、脱毛や面皰(めんぽう)と呼ばれる病変を示すことが多く痒みを伴います。発症場所は全身性と限局性があります。
診断と治療内容
診断は皮膚掻爬(そうは)検査という病変部を器具で削り取り顕微鏡で観察する検査や毛の根元にダニがいないか顕微鏡で確認する抜毛検査を行います。正常な皮膚ではダニは出ないため、1匹でも検出されればニキビダニ症と診断されますがこれらの検査の精度は高くはないため何度か行ってようやく診断がつくこともあります。
治療にはニキビダニに有効な駆虫薬を使用します。その他病変に合わせた外用薬なども併用することがあります。 若齢の場合、多くは生後3~6ヵ月で発症し成長とともに自然治癒することもありますが、成犬の場合は免疫を低下させている基礎的な疾患(内分泌疾患によるホルモンバランスの崩れや元々の皮膚疾患など)があることで発症していることもあり、その疾患を同時に治療を行う必要があります。駆虫には最低でも3か月ほどは必要と考えられますが、有効性の高い薬があり長期的に管理することも可能となります。