半導体レーザー治療
半導体レーザー治療
当院で導入している半導体レーザーはレーザーの出力を変えることで様々な治療を行うことができる動物専用医療機器です。
(*部位や性格によっては鎮静や麻酔処置のご相談をさせていただく場合もあります)

レーザー光には痛みと炎症を緩和し創傷治癒を早める効果があることがわかっています。1箇所につき30秒〜5分程度の治療を、週1〜2回程度一定期間続ける必要があります。1〜5回の治療で効果が現れてくることが多いです。
関節炎、骨形成促進、口内炎、歯周病、外耳炎、皮膚炎など
がん組織中の血管は温められても拡張することができず42.5℃以上になるとがん細胞内ではタンパク質・脂質・核酸の熱変性が生じるようになり、がん細胞死が引き起こされやすくなるとされています。この性質を利用して、レーザーを用いた温熱療法は患部(腫瘍部位)を42℃〜45℃付近に一定時間保つことにより正常細胞には影響を与えずに腫瘍細胞の破壊していくことを目的とした治療方法です。体への負担がとても少ないことから全身麻酔をかけることが困難な患者さんや手術が困難な患者さんにも対応が可能です。ただし、この治療方法は腫瘍を完全に除去することを目的とした治療方法ではなく増大傾向にある腫瘍に対してあくまでブレーキをかけることを目的とするものです。延命や生活の質(QOL)の向上を期待する治療です。
対象部位:主に体表腫瘍、体内固形腫瘍。
*上記2つ(①②)のレーザーサーミアによる治療は体表腫瘍を対象としています。また、腫瘍の大きさや部位によって無麻酔ではなくて局所麻酔の処置を必要としたり、口腔内腫瘍などには全身麻酔を必要になります。
良性のものであればレーザーにより蒸散(気化)することが可能です。レーザー照射をする前に組織検査を行い良性の可能性が高いのか悪性の可能性が高いのかを検査で調べることはとても大切です。レーザー治療は凍結治療よりも痛みが少ないとされています。比較的大きいイボの場合は複数回に分けて治療を行う必要がありますので大きさによっては照射回数のご相談が必要になります。
体の表面にできた小さなイボの蒸散が可能です。部位にもよりますが通常は無麻酔処置となります。
レーザーメスは緻密な切開や止血、蒸散や高速切開が可能であり術中の出血も少ないことで知られています。また術後の腫れや痛みも少ないことが報告されており体に優しいメスです。
切開時において出血リスクが少なく、体内における吸収糸の使用頻度を減らすことができるため、縫合糸反応性肉芽腫の発生リスクを減らすことに寄与します(縫合糸反応性肉芽腫を比較的発症しやすいとされるミニチュアダックスなどの犬種においては利点となります)。
抜歯時の歯肉切開や歯周ポケットに存在する細菌の殺菌処置が行えます。
レーザー光が毛根部にダメージを与えることで永久脱毛が可能です。
*毛周期によっては複数回の治療が必要になる場合があります。
*眼瞼部は黒い場合が多く、レーザー照射後は一過性の色素欠損が発生します。
オトスコープを併用して耳道内ポリープの蒸散治療が可能です。
緑内障の治療は一般的に点眼薬で管理されることが多いですが、点眼の効果が低かったり眼圧が不安定な状態が続く場合に治療の一つとして経強膜的レーザー毛様体凝固術があります。この治療は眼にメスを入れずに行う処置ですが全身麻酔は必要となります。
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