歯科
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わんちゃんは虫歯になることはほとんどありませんが、歯周病にはとてもなりやすいことが知られています。歯周病の発生率は3歳以上で85%、7歳以上だとほぼ100%と言われています。
歯石には細菌が付着し増殖することで歯周病を引き起こすため歯石を取り除くことが必要ですが歯石は歯ブラシでは取れません。また、無麻酔下で歯石除去をすることは良くありません(歯面を傷つけてしまう、歯肉粘膜を傷つけてしまう、不完全な歯石除去になる、不必要な痛みを与えてしまう)。安全に歯石除去を行なうためには全身麻酔をかけて行う必要がありますので当院にご相談ください。
歯周病を放置すると歯周病菌が血液に乗って全身へ悪影響を与える可能性があり、心臓病や腎臓病、肝臓病、認知症などに影響することが予想されます。特に小型犬では僧帽弁閉鎖不全症との関連性があるとも言われています。
最近では1年に1回のスケーリング処置をすることが健康寿命を延ばすことに繋がるという報告もあるため早期に予防治療することをぜひご検討ください。
歯科疾患として以下のような症状がある場合はお早めにご相談ください。
口が臭う
歯周病、口腔内腫瘍、腎臓病など
涎が多い
歯周病、口内炎、口腔内異物、神経・運動器疾患(嚥下障害など)、中毒など
頬あたりに穴が空いた
根尖周囲病巣(歯根膿瘍)、重度歯石付着など
ねこちゃんの口腔内トラブルで最も多いのはやはり口内炎(尾側口内炎など)や歯肉炎と思います。これらは歯垢や口腔内細菌に対する過剰反応などが原因と考えられているので、歯垢や歯石を取り除いたり、炎症の原因となるような歯の抜歯処置を行なうと同時に口腔内の免疫強化を行なうことが対処法になります。時に腫瘍や好酸球性潰瘍・肉芽腫などの関連もありますので精査しながら治療を行なっていくことが大切です。口腔内のトラブルは痛みが伴うことが多いため食欲に影響が出たり涎が多くなったりすることも多いため症状が出る前に対応を検討していただくことは大切です。口臭などがある場合や歯肉の赤みなどが確認される場合はご相談ください。
口が臭う、涎が多い
尾側口内炎、舌炎、歯の吸収病巣(破歯細胞性吸収病巣)、口腔内腫瘍(リンパ腫、扁平上皮がんなど)
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